メンテナンスのポイント
業者がメンテナンスするメリットと自分で出来るメンテナンス
ソーラーパネルは繊細な瓦だと認識してください。太陽電池モジュールはガラスや陶磁器のようなものです。ガラスにしても、陶磁器にしても普通の使い方で使用する限りでは割れたり、欠けたりすることはないでしょう。大切に扱えば一生ものかもしれません。しかし、ふとした不注意で割れてしまうことも十分にありえることです。
ソーラーパネルの上にスズメやカラスが止まっても割れることはありませんが、大人の人間がのるとどうでしょう。慎重に行動しない限り、ずれたり割れたりと無事で済むとは思えません。知識と経験がある業者でない限り、安全面やソーラーパネルの機能面も安心できるものとは言えないでしょう。
そんなソーラーパネルのメンテナンスは具体的にどのようなことをするのか、疑問に思われるかと思います。
メンテナンスの際の3つの確認項目
- 「製品点検」
- 太陽電池モジュール・接続箱・パワーコンディショナー・昇圧ユニットが点検されます。
- 「運転点検」
- パワーコンディショナー・昇圧ユニットの動作確認を致します。
- 「数値測定」
- 太陽電池・電力系統の電圧測定、太陽電池・機器間の絶緑抵抗測定を行います。
また、3つの点検区分の中でも作業項目は細かく分かれていますが、基本サービスのものもオプションサービスのものもあり、何をサービスに加えるかによって点検費用も変わってきます。なお、上記の点検内容に加えて、モジュールの高圧洗浄で雨では落ちない汚れを落としてくれる場合もあります。
オススメのメンテナンス方法
そこで、業者に頼むオススメのメンテナンス方法に高圧洗浄があります。高圧洗浄をすることで、雨や風でも落ちることのなかった頑固な汚れのほとんどは、きれいに落とすことができます。また、洗浄後にコーティングをすれば、以後汚れの付着がしにくくなります。付着したとしても簡単に落ちるようになります。
洗浄だけなら自分でもできる気がするかもしれませんが、やはり屋根まで上っての作業には危険が伴います。また、ソーラーパネルに適さない刺激の強い洗剤を使用すると、工具によっては傷つけてしまうことも考えられます。せっかくお手入れをしたにも関わらず、発電効率を低下させ、最悪の場合には故障をさせてしまうこともありえます。
普段からの点検のこころがけを
定期点検以外にも、太陽光発電システムは普段から、日常点検を行うことが最も重要です。
ご自身で日頃から日常点検のチェックをしておくと、不具合が生じた際に早めに対応ができるでしょう。
- パワーコンディショナ―本体
- 太陽光パネルや架台
- 外線内線ケーブル、接続箱など
- 汚れや傷はないか
- 破損や欠損はないか
- 腐食、配線外れはないか
- 異音や振動、異臭はないか
- 明細書やモニターによる発電状況のチェックなど