メンテナンスの時間と費用
メンテナンスにかかる時間と費用について
ソーラーパネルを購入する初期費用から考えるとして、予算は135万円~350万円程度かかるとみていていいでしょう。
では、メンテナンスの際はどのくらいの費用がかかるのかみていきましょう。大まかに、「定期点検費用」と「パワコンの交換費用」の二つに分類されています。
定期点検の費用
「定期点検」とは、長期にわたる発電量の維持と安全性確保の観点から、定期的に行われることが「推奨」されているものです。
基本的にメンテナンスフリーと言われていますが、屋根に設置する電気工作物ですので長期間運用していますと必ずどこかしらに不備が出てきます。
長期間安心して運用するには定期点検を実施することをオススメ致します。
国も定期点検を推奨する立場から、定期点検をしっかりと費用に盛り込んだ上で、買取価格を決めていますから、是非設置される方は定期点検を積極的に実施してみてください。
定期点検では目視と電気的な測定を通して問題がないかの確認をしております。
資源エネルギー庁の資料では、定期点検の頻度は、4年に1回以上、費用は1回当たり1~2万円程度が一般的な相場とされています。
メンテナンスにかかる時間と費用について
資源エネルギー庁の資料では、実態として、稼働する20年に一度は交換され、その費用は平均20万円とされています。
予備知識として
上記のような定期点検とパワコン交換費用以外にも、運用中、機器に思わぬ不具合が発生して修理が必要になる場合も考えられます。
しかしこれらの多くは、太陽電池メーカーが提供する10年間の無料保証の範囲内で対応可能と考えられているため、メンテナンス費用には含まれません。(もちろん、各メーカーの保証条件に適合しなければいけませんが)
これら無料保証に関する費用は、各メーカーが初期費用に上乗せして販売しているということです。使わなければ勿体ないので大いに活用していきましょう。
業者によって異なりますが、モジュール洗浄は別料金となっているところがほとんどのようです。
また、自然災害補償については、ほとんどのケースが無償保証で対応できますが、一度の減少に対して上限金額が設定されている場合もあります。